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ボランティア活動の難しさ

北九州地方で大きな豪雨災害が起こってから3週間が過ぎました。

 

私達ブルーシートも、活動資金作りの募金活動を始めていますが、まだ現地派遣のメドも経たない情況です。

支援物資を送るにも、やみくもに物資を決めたり、現地社協に発送しても役立つのは僅です。

現地での分類作業や配付の大変さは、私達の過去の経験から良くわかっています。
本来ならいち早く現地に入り活動拠点を作って、現地で必要な物を情報発信したり、現地活動家の受け入れ態勢を作り、募集を始めるのが最善です。
それがそうは簡単に出来ないのがボランティア活動の難しさと言えるでしょう。
私達も資金調達活動と平行して、現地或いはその近くに実家や友人を持つ人材を探しています。
そちらから活動して下さる人が有れば、拠点が出来る前でも物資配付が可能になると考えています。
名乗りを挙げて下さる方を求めています。

小丸1現地に向かう方へ
単身で現地に向かおうとするボランティア活動者もあるでしょう。その決意や行動力には敬意をはらいます。
ただ、よく言われている自己管理等とは別に、理解しておかなければならないことも多いのです。
現地の社会福祉協議会等に登録して、その指示に従って活動することになりますから、必ずしも自身のやりたい活動が出来るわけではありません。

物資倉庫でひたすら分類作業に明け暮れ、被災者とは一度もふれ合う機会がなかったという不満も耳にします。

ボランティア団体などに登録して現地入りしても同様のことが起こります。

もちろん、それは当然のことで、大きな事故や怪我が起こりうる活動においては、責任の所在が難しくなってくるということもあり、ボランティアには制限された活動しか許されない、というのは、仕方ない事です。

それを避けるには、その人が出発前に居住地の社会福祉協議会にボランティア登録を済ませてから現地に向かうことです。
ただし、今度は活動場所を自分で探さなければなりません。
これは、ことの他苦労が伴います。

自分は善意で訪れているのですが、被災者には猜疑心で見られることも多いのです。
「ボランティアは嫌いだ」「帰れ!」と罵倒されることもしばしばです。
気持ちが折れそうになりますが、そこで被災者側に立って考えて下さい。被災者は悲しくもあり、遣りきれない思いで被災を受け止めている人々なのです。イライラも募らせています、ストレスで爆発しそうな人たちなのです。
私達の活動心得の一つに「ボランティアは被災者のサンドバックになれ」と伝えています。

「帰れ!」と言われて腹立たしく思うのではなく、その言葉に被災という現実の重さを理解して下さい。
私にも、泣きながら被災地をさ迷った経験があります。少なからず。
傷付いた被災者に寄り添う活動を目指すのなら、被災者に叩かれ蹴られしながら少し被災の苦しみを分けてもらってから、本当のボランティア活動を始めましょう!

小丸1私達ブルーシートの活動の中で得られた教訓や心得を紹介して置きましょう。
「ボランティアなんて、たかが縁の下の力なしだと心得よう」
「百人の被災者には百人以上のボランティアを必要とする」
「私が批判的な人であっても、そんな人が必要な被災者がいる」
「被災地行政を責めるな!彼等もまた被災者なのだ」
「ボランティアは被災者のサンドバックになれ!」

小丸1活動心得
「前に出ず」
「押しつけず」
「あきらめず」
「何も求めず」
「そっと側に立つ」
よく吟味して活動の足にしていただければ幸いです。

小丸1物資をおくる活動の注意点
物資は大変重要な支援です。

しかし、何を送るか?何処へ送るか?誰に送るか?を熟慮しない限り、繁忙な被災地行政の倉庫の奧に眠ってしまう結果にもなりかねません。
最低でも守って欲しいのは、雑多な物資の混載段ボールは送らないで下さい。最大でも三種類以下に絞って梱包して下さい。できれば一物資一梱包が理想です。
さらに段ボール箱外側の上面と側面に中の物資名を明記して下さい。
こうした送る側のチョットした配慮が結果的には、物資が早く被災者に届くことになります。

小丸1ボランティア活動に手遅れはありません。
大災害の被災地復興はとてつもない時間を要するものです。
むしろ混乱する発生直後より、多くの人達が忘れ去った頃の方が大切な活動もあります。
心ある方の今後の活動に期待します。

 

 

ブルー・シート代表

角田四郎

author:ブルー・シート, category:-, 23:14
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